武道館
この感想にかなり近い
クソわかる
ねむさんすげぇ〜〜〜
感想(ネタバレあり)
- 前提としてアイドルオタクなので、やや批判的な視点が多い
- るりかという名前、個人的に人生で1番推していたアイドルグループの1番推していたメンバーなので、めちゃめちゃ気が散った
- 全体を通してよかったが、結論には納得行かず
- 当たり前だが作品は作者の思想を表現したものなので、その考え自体を否定するものではない
- 旧時代的なアイドルの価値観を否定する結論に強い違和感を抱いた
- アイドルという偶像を全うすべきという自己犠牲的な価値観が強制されている現状という点には異論なし
- アイドルとしての欲望と、人間として当たり前に抱く欲望を両立してもいいという点にも同意
- ただし、旧時代的なアイドルの価値観が否定されている点に強く強く違和感を感じた
- るりかの努力は否定されるものなのか?また、るりかの姿勢を汲み取って応援していたドルオタの感情は?
- 旧時代的なアイドルの価値観によってビジネスとして成り立っている現状を無視している
- アイドルが恋愛をすることは自由だが、恋愛をするアイドルを応援しないドルオタが多いのも事実
- 結論めいたことを言うと、アイドル自体の価値観が多様化している中、多くの場合一蓮托生であるグループ内でコンセンサスが取れていないことが1番の不幸だと思った
- BiS、ZOCなど、アイドルらしからぬ言動をして愛されているグループも存在している
- 旧時代的なアイドルの価値観で運営されているグループがデファクトなんだし、多分契約とかにも書いてあるから、もちろんアイドルが恋愛するもの自由だけど、個々の判断で勝手なことをするのは批判されて然りでは。るりかが報われない
- 実際のアイドルにまつわるエピソードが多く書かれていた
- 直接的に物語に関連しないものが多く、あるあるネタ的なノイズに感じた
- 多分めちゃくちゃ取材とかされて書かれているんだろうなと思いつつも、やや内容が表面的で、多分アイドルオタクとしての経験はほとんどないんだろうなって思った(事実関係未確認)
- 全然的外れな話はなかったけど、やや寒く感じてしまった
- アイドルの恋愛を肯定するユースケースがかなり卑怯、姑息
- アイドルオタク、幼なじみとめでたく結ばれるパターンはそんなに怒らないだろ!!
- 「アイドルになる前から好きだった大地のことを好きでいることは悪いこと?」っていう、限りなく白に近いユースケースを棚に上げて、そんな純粋な恋愛を批判するドルオタは最悪!!!!って論調がめちゃくちゃ気持ち悪い。一人芝居やめろ〜
- 根本的には週刊誌とかSNSとかが悪いんだけど、それはどうしようもないものとして扱っている点はよかった
- 碧のキャラ好きだった
- クールキャラ、芯が通っていて、自分にまっすぐ、魅力的な人物として写った
- 全編とおして人物描写はとてもよかったが、登場人物のセリフとか物語を通じて作者の考える理想を押し付けてきている感じが気持ち悪かった
- 武道館の描写について
- 本来の武道についてのエピソードを交えた展開は素晴らしかった
- その場にいる全員が幸せを願っている空間、素晴らしい
- 3周年武道館に5人で立つ姿が観たかった(オタク)
- やっぱりるりかが報われないんだよなぁ
- 地下アイドルのオタクなので、多分ハロ系っぽい半ば約束されたサクセスストーリーにやや共感しづらい
- ハロ系のグループの方ももちろん努力の結果成功していることは重々承知しているのですが、確度が全然違うのかなと
- オリコンデイリーランクインくらいの段階からすでにマスメディアの露出おおくない?的な
- 愛子と大地のエッチシーン、愛子の気持ちを考えたら感動的だし泣いたんだけど、同時にめちゃくちゃ吐きそうなくらい気持ち悪かった。相容れない二つの巨大な感情がぶつかってうまく処理されなかった。
- ラストの展開はマジで最悪、ご都合主義、結論ありきで美談としてまとめるな!!