わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―

 

感想

  • イラストの雰囲気が好き
  • 出てくるワードや語り口が幼稚で地味につらかった
    • 「ナイト」までは分かるけど、「ナイトくん」みたいなワーディングに抵抗があった
    • 実例で出てきたナイトとの対話中の「xxくん、私もう42歳なんだよ」みたいなセリフもしんどさがあった
  • 内容としては良かった
    • 自分自身の無意識の防衛反応を自覚して、そのルーツを考え、自分の中で理解・整理をすることで自己統合を図る、といった内容
    • 結構思い当たる例も多く、自己理解の手がかりになりそうだという実感を得た

メモ

プロローグ あなたが、あなたを助けることができる

 
  • 自己信頼が高まると自信につながる
  • 無意識に助けてくれる「ナイト」を探しがち
  • 伝えたい事
    • 自分で自分を助けることができる
    • 具体的なやり方
    • あなたの本当の力を取り戻してほしい

1章 その「困った問題」はあなたを守っていた

 
  • 心の防衛反応が色々な問題を起こしていた
  • e.g. 部屋が片付けられない
    • → 無意識に部屋が片付いて思考がクリアになることを避けている
  • 問題を解決しないことで良いこと(=二次利得)がある場合がある
    • e.g. 病気でいると回りが優しくなる、会社を休める
  • e.g. 時間がない
    • 忙しくしていると不安やストレスを感じなくて済む
    • 忙しくない自分には価値がない
    • 時間ができたらやりたいことに取り組めて結果が出てしまう
      • 本気を出せたらいつでも結果を出せるという可能性を残せなくなる

2章 あなたを守るために生まれたもうひとりの「あなた」

  • 育ってきた環境で生まれがち
  • 協働調整によってつらい経験が深い傷にならない
    • 協働調整が出来ないと、つらい経験自体と、助けてもらえなかった無力さ・みじめさが残る
  • やる気がないのも向き合わないための防衛反応かも
    • 食べ過ぎ、飲みすぎ、だらだらとSNSを見てしまう、なども不安やストレスから意識を離す行動

3章 あなたの問題を解決する方法「ナイトくんワーク」

  • ナイトと対話しよう
  • 自分の防衛反応を見つけるためには、自分が不快な感情をいだくタイミングを見つける
  • ナイトに名前を付けるとイメージしやすくなる
  • ナイトに質問をして折り合いをつける
    • どうしてその状態になっているのか
    • どんなミッションがあるのか
    • それをやめるとどうなると思っているのか
  • ナイトの今までの行動を否定せずに、感謝する、受け入れる

エピローグ これから、太陽のように輝くあなたの本質が現れる

  • ナイトと対話することで自己統合が進み、本当の自分が見えてくる
  • 本書のメソッドはジェンドリンのフォーカシングという手法をベースにしている
    • 詳しく知りたい人はYouTubeとかみてね